鳥居峠の施設情報

かつて旅人を苦しめた中山道最大の難所長野県塩尻市と木曽郡木祖村を結ぶ国道19号線。その最高地点が鳥居峠（標高1197m）だ。今でこそ新鳥居トンネルができて通行の不安は幾分去ったが、昔は中山道を代表する難所のひとつだった。ここ鳥居峠は、東側を北の日本海へ向かって流れる奈良井川と、西側を南の太平洋へ向かって流れる木曽川とを分ける中央大分水嶺の役割を果たしている。峠のすぐ傍には中山道の宿場のひとつ奈良井宿があり、道中最も栄えた宿場町と呼んでも過言ではない。現在、昔懐かしい石畳の敷かれたこの道は、トレッキングコースとして整備されている。

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